2021年10月06日

石畳・タイル・インターロッキングの違いとは?

アプローチに使う素材や施工法はいろいろあり、調べているうちに情報が分からなくなってしまうことはありませんか。
特に庭やアプローチ部分について調べていると、「石畳」「タイル」「インターロッキング」という単語に出会います。

今回は、上記3種類の違いについて解説します。

「石畳」「タイル」「インターロッキング」は似ているようで実は異なるものであるため、理解を深めながら納得のいく家づくりをかなえていきましょう。

■石畳とは

石畳とは、庭やアプローチなどに石を敷き詰める手法のことを指します。
「畳」という名前がついていることからもわかる通り、ブロック状に並べることで畳の目のような規則性を楽しめます。
また、石畳には人工物もありますが、基本的に天然石でできていることが多いものです。
ひとつとして同じものはないため、自然由来の凸凹を楽しみたい人におすすめです。

石畳が向いている方

石畳は天然石でできているものが多く、ひとつとして同じものはないと考えられます。
そのため、人の手をあまり加えていないナチュラルな雰囲気を演出したい方に向いているでしょう。
自然由来の凸凹をそのままにしたいときや、植栽・小物との調和を演出したいときにも便利です。
灰色や黒などのカラーを選べば汚れが目立ちにくく、また水分を吸ってくれる石にすることで保湿性・吸水性に優れた水はけのよい場所にすることもできます。

■タイルとは

タイルとは、板状の焼き物を敷き詰める手法のことを指します。
自然由来の凸凹や石自体のランダム性がある石畳と異なり、タイルは粘土などを活用して人工的に作られているため、サイズを統一することが可能です。
凸凹のないフラットな作りをかなえやすく、大きさやカラーも自由にアレンジしやすいというメリットがあります。
近年は滑りにくいタイルなども複数開発されているため、使い勝手のよさも十分です。

タイルが向いている方

タイルは規則的な並べ方ができるだけでなく、目地を目立たなくするような整然としたパターンを採用できることが魅力です。
ナチュラルな雰囲気よりは人の手を加えたアーティスティックかつモダンな雰囲気にしたいときに役立つでしょう。
また、タイルの素材にもよりますが手入れや掃除がしやすいこともメリットに挙げられます。
水を流して表面を磨いたり、ホウキやブラシで掃いてゴミを取ったりすることもでき、清潔感を維持しやすくなるでしょう。
表面がつるつるしているため車輪が通りやすく、ベビーカーや車いすを使うご家庭にも向いています。

■インターロッキングとは

インターロッキングとは、コンクリートで作った人工的な素材を敷き詰める手法のことを指します。
天然石でないため費用を抑えやすく、石畳風にした自然な色合いのインターロッキングも多数出ているため、デザイン性もほかに負けていません。
また、素材そのものが固くダメージに強いため、別で補強工事する必要もありません。
水はけもよく、車や人が何度も往復しても十分耐えられる強度を担保できるでしょう。
ただし、経年劣化によって塗装が剥げたりコンクリートがむき出しになったりする可能性があるため、長期的な使用の際にはメンテナンスすることをおすすめします。

インターロッキングが向いている方

機能性を重視したい方には、インターロッキングが向いています。
前述の通り、コストパフォーマンスに優れている・素材が固くダメージに強い・水はけがよいなどのメリットがあります。
平面部に敷きならべていくことが多く、インターロッキング自体に厚みがあるため下地にコンクリートを使わないことも特徴です。
その分、費用を安く抑えられるという魅力もあるでしょう。
アプローチやカースペースの素材を検討している場合は、インターロッキングを選択肢に加えてみることをおすすめします。

■素材や施工法に迷ったらどうする?

最後に、素材や施工法に迷ってしまった場合の選定方法を紹介します。
一生に一度になることも多い大きな買い物であるからこそ、納得のいく施工になるよう対策していきましょう。

デザイン性で決める

タイルやインターロッキングの場合、自由にデザインしやすくなります。
角がしっかりした規則性のある素材を作りやすく、均等かつ均整なデザインにできるでしょう。
石畳で同じデザインにした場合、角の丸みや尖りがバラバラだったり、ひとつひとつの素材に色味の違いがあったりします。
わざと石畳を選んで違いを引き立たせる方もいらっしゃいますので、自分の理想に合ったデザインにできるかどうかで選択するとよいでしょう。

使い勝手や機能で決める

駐車場や台車の出入りが多い場所であればダメージに強いインターロッキングを、デザイン・カラー・掃除のしやすさを重視するのであればタイルを、水はけや防草を意識したいのであれば石畳を選択するのがおすすめです。
長く使うものであるからこそ、使い勝手や機能で決める方法もあるでしょう。
維持のために手間や費用がかからないようにすることも、コストパフォーマンス対策として有効です。

プロに相談してアドバイスをもらう

庭・アプローチ部分の素材や施工法に迷ったらプロに相談するのが近道です。
例えば床部分と壁部分をシームレスに同じ柄でつなぎたい場合、下地にコンクリートが使えて垂直にも貼りやすいタイルを選択するのがよいでしょう。
インターロッキングのメンテナンスが心配なのであれば、何年後にどれくらいの予算を立ててメンテナンスすべきかアドバイスしてもらうことも可能です。
また、石畳の敷き方など豊富な事例集を元に提案してもらい、イメージに近い形を模索していくこともできるでしょう。
プロは過去の経験やノウハウに基づきアドバイスしてくれたり、専門家として工事の期間や料金の面から提案をいくつか出してくれたりします。
率直に「迷っている」と伝えれば親身に対応してくれますので、全て自分たちで決めなければいけないと気負わず、気軽に相談してみましょう。

インターロッキング

■まとめ

石畳・タイル・インターロッキングは、それぞれ素材を並べて庭やアプローチ部分を演出するという点で共通しています。
しかし、素材や使い勝手には違いが出るため、どんな特徴があるのか事前に掴んでおくとよいでしょう。
また、素材によって価格も変動します。
相場を知りたい方や、自宅に施工した場合のフローを知りたい方は、造園資材館にお気軽にお声かけ下さい。

最近の投稿
カテゴリー
CONTACT
ご質問やご相談にお答えします。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせの内容に合わせて最適なプランをご提案させていただきます。
TEL:0568-77-2321
FAX:0568-77-0117
アプリ
買い物
© 2020 Taketou syoten All Rights Reserved.