2021年10月06日

砂利の種類を決めるときのポイント9選

庭・アプローチ・玄関周りなど、砂利が活用される場所は多岐に渡ります。
しかし、実際に砂利を選ぼうとしても種類が多すぎて、どう選べばいいか分からなくなってしまう人も少なくありません。

今回は、砂利の種類を決めるときのポイントを紹介します。

「迷ったらこれを基準にしてほしい!」という指標になるかと思いますので、参考にしてみてください。

■雰囲気に合ったカラーを選ぶ

多くの方がまず着手しやすい方法は、雰囲気に合ったカラーを選ぶことです。
「砂利」というイメージから黒色や灰色を連想される方が多いのですが、実は砂利の種類は豊富であり、白・イエロー・ブラウン・ピンク・レンガカラーなど、多種多様です。
玄関周りに敷く場合は玄関の扉に合わせたり、庭に敷く場合は家の壁や置く小物に合わせたりするのがよいでしょう。
全体の印象を大きく左右するため、時間をかけて納得のできるものを探すことをおすすめします。

■用途に合わせてサイズや形状を選ぶ

砂利は、同じ素材でもサイズや形状が異なる場合があります。
人や車が多く通る場所であれば、中程度のサイズかつクラッシャータイプの砂利を敷いておくことで、ダメージにも水はけにも強くなるでしょう。
また、大きな木や花壇のそばには、大きめのサイズを使うことが多くあります。
木を傷つけないよう丸みのある砂利を使うのも、おすすめです。

■配慮したい家族に合わせて選ぶ

ペットや小さな子どもがいるご家庭では、手足へのダメージや転んだときの怪我防止のため、クラッシャータイプの砂利を避けることも効果的です。
また、誤飲に備えて目の細かい小さな砂利を使うなどの工夫をしてもよいでしょう。
なかには、松の樹皮などを利用したチップなどを検討するケースもあります。
配慮したい家族がいる場合は、安全性も考慮しておくとよさそうです。

■防犯機能で選ぶ

砂利のなかには「防犯砂利」と呼ばれる種類があります。
防犯砂利は人が軽く踏むだけでも大きな音がするため、家の中にいても来客の有無が分かりやすくなるでしょう。
76.5デシベルなど掃除機レベルの音が鳴る砂利も販売されており、留守中でも近隣住民が防犯砂利の音に気づいてくれる可能性が高くなります。
防犯面を重視したい方や早めに来客に気づいて準備したい高齢者などにとっては、非常に便利なアイテムです。
一方、隣の家と距離が近いため音が大きくなる防犯砂利をあえて使いたくないという方もいるでしょう。
防犯や音に配慮して砂利選びをすることも、ひとつの方法だと分かります。

■防草効果で選ぶ

防草効果のある砂利にすることで、雑草が生い茂ることを防ぐことも可能です。
地面に直接日が当たらないようサイズや色味が調整されていることが多く、草むしりの手間を格段に減らせます。
また、厚めに敷いても歩きやすい砂利を選べば、地面に雑草が根付きにくくなるなどのメリットも生まれます。
なかには雑草が生長しづらいアルカリ成分配合の砂利もあり、防草効果を高めたいご家庭におすすめです。
砂利の下に防草シートを敷くことで更に効率を上げる方法もあるため、併せて検討してみましょう。

■飛散防止効果で選ぶ

目の細かな軽い砂利を使う場合、強風に煽られて飛んでしまう可能性があります。
玄関ポーチからはみ出して近隣の迷惑になったり、ご近所トラブルに発展したりする可能性も考えられます。
台風・強風の多いエリアや隣の家との距離が近いご家庭であれば、飛散防止効果を重視する方法もあるでしょう。
目が細かくとも重めの石や、風では飛びづらい大きめの石を選定することで予防できます。
場合によっては飛散防止のスプレーを後から使用する方法もありますが、スプレーしても風合いや色味が変わらない石を選定するなど、事前の対策を練っておくのがおすすめです。

■水はげの良さで選ぶ

石畳みや土のままにするより砂利敷きの方が水はけに優れていると言われていますが、更に水はけの良さに特化した砂利を選定することもおすすめです。
目の粗い大きめの砂利を敷いていけば砂利と砂利の間に空間が生まれやすくなり、より水を通しやすくなるでしょう。
車や人の重みで砂利が下の土に沈みこまないよう対策しておけば、水はけの良さだけを十分に体感できます。
ぬかるみで靴や玄関を汚したくない人や、水たまりになることを避けたい人はぜひ活用していきましょう。

■イメージチェンジのしやすさで選ぶ

ガーデニングや家のデザインにこだわる人のなかには、定期的にお庭や玄関先をイメージチェンジする方も多くいます。
とはいえ、砂利を全て敷き変えることは難しく手間もお金もかかってしまいます。
コストを安く抑えながらイメージチェンジに対応できるよう、汎用性の高い砂利にすることもひとつの手段です。
和洋問わずに合わせやすい白玉砂利を選んだり、ベーシックで上品な白砕石などを選んだりすることで、どんなお庭にも合わせやすくなります。
長年付き合う素材であることを念頭に選定すれば、後悔することなく楽しい暮らしになるでしょう。

■価格で選ぶ

砂利敷きは多くのご家庭で採用されているベーシックな彩りでありながら、実は使用する砂利の量が多いことで有名です。
例えば1㎥の面積に厚さ3cm程度の砂利を敷くだけでも、60~80kg程度の砂利が必要です。
できあがった庭の砂利が少なくて地面が見えてしまうと雰囲気を損ねることが多く、十分な量を確保しておくことをおすすめします。
そのため予算の範囲で十分な量が確保できるか、併せて検討してみることが大切です。
コストパフォーマンスに優れている砂利であれば買い替えもしやすく、メンテナンスにかかるコストも軽減できるでしょう。
厚さ・砂利のサイズ・庭の形状によって、必要な砂利の量は異なります。
事前にプロの手を借りて試算しておけば間違いなく準備できるため、相談してみましょう。

庭の砂利

■まとめ

砂利の種類は多いため、全ての特徴に目を通して選ぶことはなかなか難しいでしょう。
どんなカラー・用途・機能を希望するかあらかじめイメージしておけば、合致するものをピックアップしてもらうことが可能です。
造園資材館でもお好みに合わせた砂利選定をおこなっていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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